「広い帯域」という意味。ADSLやFTTH(光ファイバー)などを使用したインターネット接続サービスを言います。
対義語として、「ナローバンド(狭い帯域)」と言うのがあります。一昔前のインターネット接続方式で、アナログ回線接続やISDNなどを指します。
最近のインターネットはどんどんブロードバンド化していると言えます。 |
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【メリット】 |
とにかくホームページの閲覧やメールの送受信が早いということです。そして、接続料金も完全固定制なので、時間を気にしないで楽しめます。
また、インターネットと電話も同時利用できるのも忘れてはならない特徴です。(ISDNは同時利用可)
昔のインターネットときたら、とにかく遅くて、また時間も気にして接続していました。当然インターネット接続している間は電話は利用できません。とにかく少しでも接続料金を安くするために「NTTテレホーダイ」なるサービスに加入したもんです。ちなみにテレホーダイとはPM11:00〜翌日AM8:00までならいくら電話を使用しても定額料金というサービスです。要するにダイアルアップ接続というのは、プロバイダのアクセスポイントと言われる箇所まで電話をしてIDとパスワードを認証し、それで初めてインターネットに繋がるというサービスで、当然、電話をかけているのと同じ状態なので、テレホーダイというサービスはとてもメリットがありました。ですが、考えることがみんな一緒なので週末のテレホーダイ時間帯などは認証待ちなんていうのもザラにありました。アクセスポイントが混んでることが原因です。
と、まぁ、ブロードバンド(ADSL・FTTH)のメリットというようりも、ナローバンドのデメリットが目立ってしまいましたが、逆を言えば、それだけブロードバンドを利用していれば当たり前のようにインターネットを楽しめると言うのがわかっていただけたのではないでしょうか? |
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【ADSL】 |
「Asymmetric Digital Subscriber Line」の頭文字を取った略称。
非対称デジタル加入者線という意味です。
電信柱の電話線ありますね。あれをメタリックケーブル(銅線)と呼び、通常、電話の通話はそのケーブルを周波として通って相手に伝わります。ADSLの場合は通話で使用するものよりも高い周波数を使用して高速通信を行います。
”非対称”といのは、下りの回線速度(メールで言う受信)と上りの回線速度(メールで言う送信)の通信速度が違うことを指しています。通常インターネットの場合は、ホームページの閲覧やダウンロードなどの点で下り速度が重視されています。
メリットとして、既存の電話回線をそのまま利用して高速通信を実現できるので、宅内工事不必要(※専用線の場合は必要)などの手軽に始められる点があります。
デメリットとして、NTT局から自宅までの距離が離れれば離れるほど速度が低下する点があります。ここで言う距離とは直進距離でなく、NTT局から自宅までの電話線経路のことです。
また、ノイズに影響を受けやすく、例えば、自宅の近くに電波塔や高圧電線、線路、高速道路、工場などのノイズを発生する環境があると速度に影響する可能性があります。
これの要因などで、通信速度にバラツキが見られることもあります。
ちなみに管理者が今までサポートをして一番速い速度は、20Mbps(実測9Mbps)というものです。平均は24M・40Mサービスで、実測3〜6Mbps前後位だと思います。(あくまでも管理者の体験です。) |
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【FTTH】
(光ファイバー) |
「Fiber To The Home」の頭文字を取った略称。
そのまま訳すと「光ファイバーで各家庭まで繋がる」という意味になります。光ファイバーとは、太さ0.1mmほどの細いガラス繊維でできたケーブル線のことです。
ADSLとは違って、圧倒的な高速通信を実現します。また、下り回線速度と上り回線速度が同じというのも特徴です。自宅サーバーなどを実現するのに非常に有効な手段です。
ADSLと違って電気信号を利用しないため、ノイズなどの影響も受けず、常に安定した速度を保つことが可能です。
ADSLで使用するメタリックケーブルのように既存のインフラを使用するのではなく、新規に回線を宅内まで敷設しなくはならないため、開通にあたって事前に専門担当者による調査が必要となります。
導入にあたっても、宅内に光ケーブルを引き込むための工事が必要となります。現在光ファイバーの設置箇所は全国でも急速に増えつつありますが、光ファイバー提供エリアに住まいがあったとしても配管状況などにより導入が不可能な場合もあります。
光ケーブルはガラス繊維でできているために折り曲げたりすると簡単に折れて使用不可になってしますいので取り扱いに注意が必要です。
今後は光ファイバーを使用した通信が主役となってくると思います。 |
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【CATV】
(ケーブル
テレビ) |
「CATV(ケーブルテレビ)はもともとテレビ波の届かない地域に対するテレビ放送サービスとして開始されました。数年前からインターネット接続サービスを開始しています。ちなみにアメリカではCATVがインターネット接続の主流と言われています。
基本として、センター局→伝送路→端末(モデム)という幹線経路となっています。
メリットとして、センター局から自宅までの距離が離れていても速度の劣化がほとんどないことがあります。CATV提供エリア内であれば、ADSLよりも速い場合が多いです。
デメリットとして提供エリアが狭い点があります。 |
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【関連項目】 ADSLなどのベストエフォートとは? |
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