「スパイウェアの感染を防ぐ事は可能か?」と質問されたら何と答えますか?
基本的には「はい。可能です。」と答えることができます。
しかしながら、スパイウェアの予防にはある程度の知識とツールが必要となってきます。
現在(2004年12月〜)発売されているウイルス対策ソフトは、スパイウェアの検索・駆除は可能ですが、予防までは不可能のものが多いです。ここがウイルス対策とスパイウェア対策の違いと言えます。
ウイルスの場合、ウイルス対策ソフトやWindowsUpdateなどで予防が可能ですが、スパイウェアはなかなか事前予防までとはいかないのが現状です。
それでもスパイウェアの感染予防をしたい方は下記のページを参考してください。
「SpywareBlaster」というフリーソフトを利用した予防方法を詳細に説明しています。
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| http://www.higaitaisaku.com/spywareblaster.html (アダルトサイト被害対策の部屋) |
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上記サイトは一度熟読することを強くお勧めします。また、検索エンジンで「SpywareBlaster」と検索してもかなりヒットしますので自分が見やすい、わかりやすいサイトを参考にしてください。
ここでは、「スパイウェアに感染しないために最低限これだけは知っておこう!」を説明します。
以下のことを守るだけでもかなりの感染予防となると思います。(…たぶん......)
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1) WindowsUpdate(重要な更新)の実行。
2) ブラウザ(Internet Explorer)のセキュリティ設定を見直す。
3) あやしいサイトは見ない。
4)
信用できないソフトウェア・ファイルはダウンロードしない。
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順番に、
1) 「Windows Update」はスパイウェアに関わらず必ず実行しましょう。Updateの方法はこちらを参考してください。
2)
「ブラウザのセキュリティ設定」は下記を参考にしてください。(ブラウザはIE6)
手順1: |
ブラウザのツール ⇒ インターネットオプション ⇒ [セキュリティ]タブをクリック ⇒ [レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックActiveXコントロールとプラグインの実行。 |
手順2: |
「ActiveXコントロールとプラグインの実行」の箇所で、安全性を考えて「ダイアログを表示」または「無効」にするにチェック。 |
手順3: |
「スクリプトを実行しても安全だとマークされていないActiveXコントロールの初期化とスクリプトの実行」の箇所は、「無効」にチェック。 |
手順4: |
「スクリプトを実行しても安全だとマークされているActiveXコントロールのスクリプトの実行」の箇所は、「ダイアログを表示する」にチェック。 |
手順5: |
「署名済みActiveXコントロールのダウンロード」の箇所は、「ダイアログを表示する」にチェック。 |
手順6: |
「未署名のActiveXコントロールのダウンロード」の箇所は、「無効」にチェック。 |
手順7: |
「Javaの許可」の箇所は、「安全性-高」にチェック。 |
手順8: |
「Java
アプレットのスクリプト」の箇所は、「ダイアログを表示」にチェック。 |
手順9: |
「アクティブスクリプト」の箇所は、「ダイアログを表示」にチェック。 |
手順10: |
「スクリプトによる貼り付け処理の許可」の箇所は、「ダイアログを表示」にチェック。 |
さらに細かくブラウザの設定も可能なのですが、通常のインターネット使用に支障がでる場合もありますので上記手順のみの設定とします。インターネットの使用に支障がでた、元に戻したいときは、[手順1]後、”カスタム設定のリセット”で[リセット]ボタンを押して下さい。
思い切って、使用するブラウザを変更するのもいいでしょう。
『主なInternet Explorer以外のブラウザ』
・Mozilla Firefox 詳細(ダウンロード)はこちらから
・Opera 詳細(ダウンロード)はこちらから
3)
「あやしいサイトは見ない。」は、例えば海外の(アダルト)サイトや、国内でも掲示板などで宣伝しているリンク先などがあります。特に、掲示板に宣伝してあるアダルトサイトなんかは危険と思っていいでしょう。
4)
「信用できないソフトウェア・ファイルのダウンロードはしない。」は、通常スパイウェア(アドウェアなど)はソフトをインストールする時に「注意書き」が表示されて、そこにスパイウェアの存在を示している場合があります。要するに、「このソフトをインストールするにはスパイウェア(特定の情報をいただく。【※1参照】)のインストールも同時にしますよ。それでもインストールを続行しますか?」みたいのことが注意書きには書かれているのです。通常は害のないものばかりですが、これを利用して悪意あるスパイウェアをあなたのパソコンに侵入させようとしているのです。特に、フリーソフトで海外のものなんかはこの傾向が強いと言えます。当然、注意書きも英語などで、わけもわからず[Next]ボタンで読み飛ばしている人がほとんどです。日本語で書かれてあっても、読むのが面倒でそのまま[次へ]ボタンでインストールを続行しているのが現状でしょう。
ですので、この場合のスパイウェア感染については、注意がはっきりと提示しているので、読んでいない、または読んでいてもインストールを続行した本人が悪いとも言えます。
このようなことからも、やはり信用のおけないソフトやファイルのダウンロードは極力避けることが一番です。
【※1
参照】特定の情報とは、例えば、ユーザーのOS、ブラウザの種類など個人の特定ができない範囲での情報。 |