最近のデジカメのテレビCMなんか見ていると、「○○○エンジン搭載!」などというフレーズを耳しますが、○○○エンジンとは何なのでしょうか?
答えから言うと、「画像エンジン」と言われるものです。例えば、Canonでは”DIGIC/DIGIC2”やPanasonicなら”ヴィーナスエンジン”などがあります。
画像エンジンとは、「デジカメで撮った写真(データ)を画像ファイルとして処理するコンピュータ」とでも言うのでしょう。
画像エンジンが高機能・高性能になればなるほど、快適な使用ができるわけです。ちょっと一昔前のデジカメだと、一枚写真を撮ったら、その後続けてシャッターが切れない…、数秒間待たないとダメ!、なんてことがありました。
これは、画像エンジンが写真をファイルとして処理(記憶)するのに時間がかかり、その間その他の動作をできなくしてしまったために起きる現象です。
各メーカー様々な差別化のために画像エンジンに特色を持たせ、それがデジカメの”絵づくり”や”連写機能”、”手ぶれ補正”などに反映しています。
特に、”絵づくり”は写真を撮るという本来の目的で一番重要な割合を占めていると言えます。
同じ風景を撮影してプリントしても、全て同じように表現されるわけでなく、メーカーによってメリハリがある画像になったり、暖かみがある画像になったり、と表現方法は様々です。これらはメーカーによる画像エンジンの特色を表していると言えます。
デジカメを購入する際などは、画像エンジンによる写真表現(プリント)が違うということを頭に置いて選ぶと良いでしょう。
できれば、同じような風景を、同じようなスペックのデジカメで、違うメーカー同士でサンプルとして置いてあれば見比べてもできて一番いいのでしょう。
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