レジストリの構造について win98-28

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レジストリの構造について
 
レジストリはWindowsの大切なシステム設定情報が入っています。Windows上で使うソフトや機器に関する設定が記録されているわけです。例えば、ソフトをインストールしたり、プリンタを設定したりすると、自動的にレジストリの内容が書き換えられます。通常パソコンを使用する上で、レジストリを意識することはほとんどありませんが、実はパソコン(Windows)を動作させる上で非常に重要の位置を占めている裏方なのです。
Windowsを使いやすくカスタマイズしたり、トラブル解決の際などにはレジストリの内容を変更することもありますので、ここで「レジストリとは?」について解説します。
なお、レジストリを変更する際は、必ずバックアップを取ることをお勧めします。

 ■ レジストリのバックアップ方法
 
【レジストリの起動方法】
 「スタート」 ⇒ 「ファイル名を指定して実行」 ⇒ 「regedit」と入力して[OK]ボタン(Enterキーでも可)

レジストリエディタ画面が表示されます。
画面左側(左ペイン)に「レジストリキー」が並びます。
レジストリキーをクリックすると、右側画面(右ペイン)に「」が表示されます。
通常、”レジストリキーを選択して、値を変更若しくは追加”という編集作業をします。


  レジストリは左側画面(左ペイン)に「ルートキー」と言われる上位層があります。
ルートキーの項目数は下記の通りです。
 ■ Windows98(SE) WindowsME = 6個
 ■ Windows2000 WindowsXP  = 5個
 
【ルートキーとその内容】
ルートキー 内 容
HKEY_CLASSES_ROOT ここには、Windowsで扱う全てのファイルの種類についての設定が主に格納されています。 ファイルのアイコンや、右クリックメニューの設定を変更するにはここを触ります。
HKEY_CURRENT_USER ログオンしているユーザーに関する設定情報を格納しています。
例えば、A・B・Cというユーザーが1台のパソコンを共同利用(ログオン時パスワードで識別)しています。Aがインターネット上でソフトをダウンロードしてインストールをしたが、それはAのユーザー設定情報として記録されますので、B・Cがログオンしてもそのソフトは使用できない。
例のように、個別ユーザーごとの設定情報を格納します。
ソフトに関する設定は、この階層下の Software 階層に格納されています。
HKEY_LOCAL_MACHINE ここには、パソコンに接続されているデバイスドライバやハードウェア(プリンタ・スキャナなど...)に関する設定情報を格納しています。ここに格納されているデータは、使っているパソコン自体の設定ですから、全ての利用者に共通の設定となっています。Windowsの起動時に必要な情報もここの「System」階層にあります。この中にソフトに関する設定情報も格納されています。
HKEY_USE_DATARS ここには、ユーザーごとの設定が格納されています。ほとんどの場合はここには「.DEFAULT」という階層しかないと思います。ただし、Windowsをユーザーごとに管理している場合は、それぞれのユーザー階層が作成され、それぞれの設定が格納されます。
HKEY_CURRENT_CONFIG ここには、現在ログオンしているユーザーのハードウェアに関する設定が格納されています。
HKEY_DYN_DATA
 
(Windows98、Meのみ)
ここには、デバイス関連のデータが格納されています。ただし、Windowsの終了時に削除される情報のため、こちらを変更することはほとんどありません。

 

【レジストリの値について】
値のタイプ 内 容
文字列型 ”プログラムエラー”のように文字列で設定。
バイナリ型 ”0a 00 00 00”のように16進数で設定。
DWORD型 8桁の16進数で表示される、単一の32ビットの値。
 
  【関連項目】  レジストリのバックアップ方法   レジストリの復元方法
    

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