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ここに示す方法は、WindowsXPの修復を利用した方法。「回復コンソール」「WindowsXPの上書きインストール」を試します。
「回復コンソール」は、HDDのMBR(マスターブートレコード)や、ブートセクタ(OS起動のプログラムが記録されている領域)が壊れて起動できなくなっているのを修復する方法。
「WindowsXPの上書きインストール」は、HDDはフォーマットしないで、システムファイルを上書きする方法。”フォーマットしない上書きインストールなので”作成したデータは残ったままだから安心です。
ともに、データ救出を目的とするよりも、起動しないOSを、起動できる状態に修復することを目的とした方法になります。
※必ずしもデータが救出できることを保証するものではありません。下記操作を実行してなんらかのトラブルが発生しても当サイトは責任を負いません。使用者の責任範囲で実行してください。

回復コンソールでOS起動を試みる
1: WindowsXPのCD-ROMを入れて、CDブートから起動。
「Press any key Boot from CD」と表示されるので、[Enter]キーを押す。
表示されない場合は、BIOSの設定でCD-ROMドライブをFirst起動になるようにして下さい。
それでも表示されない場合は「インストール用起動フロッピーディスク」で実施して下さい。
⇒ 起動ディスクの作成方法

下図のような画面が表示される。[R]キーを押す。
 

2: 回復コンソールが起動。(コマンド入力のように黒い画面が表示される。)
「どのWindowsインストールにログオンしますか?」と聞いてくるので修復したいウインドウズが入っている番号を選択して[Enter]キー。
ほとんどのマシーン: [ 1 ] と入力 ⇒ [Enter]キーを押す。(一応きちんと確認して番号選択して下さい。)

3: 「Administratorのパスワードを入力してください」と聞いてくる。(Administrator = 管理者)
パスワードを設定している ⇒ パスワードを入力して[Enter]キーを押す。
パスワードを設定していない ⇒ なにも入力せず、[Enter]キーを押す。
以下、「4:ブートセクタを修復する方法」と「5:MBR(マスターブートレコード)を修復する方法」をお試しください。
※自信のない方は「4:ブートセクタを修復する方法」のみ実行して、起動しない場合は【WindowsXPの上書きインストール】をオススメします。

4: ブートセクタの修復を試す。(※事前によく読んでからお試しください。)
[ fixboot c: ] (fixbootとc:の間は半角スペース)と入力 ⇒ [Enter]キーを押す。
   C:\WINDOWS>fixboot c:    
「新しいブートセクタをパーティションC:書き込みますか?」と聞いてくる。 ⇒ [ Y ]キーを押す。
   新しい ブートセクタをパーティション C: に書き込みますか?y    
「新しいブートセクタは正しく書き込まれました。」と表示される。
[ exit ]と入力して、[Enter]キーで再起動。ウインドウズが正常起動するか確認。
   C:\WINDOWS>exit    
起動したら、重要なデータをすぐにバックアップしよう。バックアップ後、可能であればOSの再インストール(リカバリー)をおすすめする。
起動しない場合は、【WindowsXPの上書きインストール】を試してください。

5: MBR(マスターブートレコード)の修復を試す。(※事前によく読んでからお試しください。)
[ fixmbr ] と入力 ⇒ [Enter]キーを押す。
   C:\WINDOWS>fixmbr    
「**警告**」が表示されるので内容をよく読む。
※不安であれば、[ N ]キーを押して、[exit]で作業を中止してください。
【【WindowsXPの上書きインストール】を試してください。

「新しいMBRを書き込みますか?」と聞いてくる。 ⇒ [ Y ]キーを押す。
   新しい MBR を書き込みますか?y    
「新しいブートレコードは正しく書き込まれました。」と表示される。
[ exit ]と入力して、[Enter]キーで再起動。ウインドウズが正常起動するか確認。
   C:\WINDOWS>exit    
起動したら、重要なデータをすぐにバックアップしよう。バックアップ後、可能であればOSの再インストール(リカバリー)をおすすめする。
起動しない場合は、【WindowsXPの上書きインストール】を試してください。

<<回復コンソールの裏ワザ>>
回復コンソールはあらかじめHDDにインストールすることも可能だ。こうすることで、WinXPのCD-ROMを利用せずとも回復コンソールを起動させることができる。
手順1:WinXPのCD-ROMをドライブにセット。
手順2:「スタート」 ⇒ 「ファイル名を指定して実行」
手順3:名前欄に、「E:\i386/winnt32.exe /cmdcons」と入力して、[OK]ボタンでインストールされる。
     (※[ E ]はCD(DVD)ドライブを指定してください。)
     (※winnt32.exe の後ろは半角スペースを入れてから、/cmdcons となります。)
インストールが終了して、再起動するとオペレーティング システムの選択から回復コンソールを選択することが可能となります。
その後の操作方法は通常と同じです。
 

 

WindowsXPの上書きインストールでOS起動を試みる
1: WindowsXPのCD-ROMを入れて、CDブートから起動。
「Press any key Boot from CD」と表示されるので、[Enter]キーを押す。
表示されない場合は、BIOSの設定でCD-ROMドライブをFirst起動になるようにして下さい。
それでも表示されない場合は「インストール用起動フロッピーディスク」で実施して下さい。
⇒ 起動ディスクの作成方法

下図のような画面が表示される。[Enter]キーを押す。
※メーカー製のパソコンの場合、リカバリーCDより修復できるものがあります。
取扱い説明書で、「困った時に読む本」や「トラブルシューティング」などの付属本があるはずですので、それらを参考にしてください。
 

2: ライセンス契約に関する画面が表示されるので、[F8]キーを押して同意する。

3: 下図のような画面が表示。[R]キーを押す。
※今までの経験上、WinXPはどのメーカーのPCでも[R]キーが修復になっているようです。
要するに、表示される画面内で、[R=修復]という箇所を見つけたなら[R]キーを押せばよい。
 

4: ディスクの検査後、システムファイルが再インストールされる。途中、パソコンの再起動を指示されるので、指示通りに再起動。

5: パソコンが再起動すると、下図のようにインストール時と同じ画面が表示あれる。あとは、画面の指示に従って作業を行えばよい。
なお、作業完了後、Windowsの修正パッチやServicePackは入っていないので、WindowsUpdateから必ずインストールすること。
※クリーンインストール(再セットアップ)と違い、作成したデータや、今までインストールしたアプリケーション(ソフト)は残っているので安心です。
 

 

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