「ユーザーに気づかれずに個人情報を密かに収集するプログラム。」
個人情報の収集には、ユーザーに害のないものから、ユーザー名パスワードなどの機密性が高いものまであります。
また、望んでいない広告(ポップアップ広告)などの表示をさせる機能をもつ”アドウェア”というのもあります。アドウェアとは、広告を表示させる代わりに無料で利用できるソフトウェアを言います。
スパイウェアの感染例として多いのが、ブラウザ(Internet
Explorerなど)のスタートアップ画面(ホームページ)が書き換えられる、というのがあります。例えばインターネットに接続した時に最初に表示される画面がYahoo!だったとします。それがある日突然全く見覚えのない海外(英語)サイトやアダルトサイトに勝手に変更されている、などの症状が発生します。ひどくなると元に戻す事が難しい状態まで陥ってしまいます。
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【主なスパイウェアの症状】
・インターネットのスタートページ(一番最初に表示されるページ)が、勝手に変更した。
修正しても元に戻せない。
・ポップアップ広告が次々と表示される。
・突然パソコンの動作が重くなった。起動に時間がかかるようになった。
・勝手にアダルトサイト系のアイコンがデスクトップにできた。
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基本的にスパイウェアに感染すると、ユーザーの動向や広告表示などの余計なことを行う為にパソコンに負荷がかかり動作が鈍くなる場合が多いです。
突然、パソコンの起動や動作が遅くなった(鈍くなった)と感じたら最初にウイルス対策ソフトなどで感染していないか確認したほうがいいです。 ⇒ ウイルスに感染しているか確認する。
それでウイルス感染の疑いがなければ、次にスパイウェアの感染を疑います。(詳細はこちらから…。)
最近の市販ウイルスソフト(2005年度版)ではスパイウェアの感染チェックができるようになっているのがほとんでですので説明書などを参考に感染していないか確認します。
ちなみに2005年度版以前のウイルス対策ソフトでは、スパイウェアのチェックだけでなく最新ウイルスにも対応できていない場合がありますので使用期限が切れていないか確認した上で再度ソフトのアップデートか新しく購入しましょう。
よくパソコンの調子がおかしい、ということでウイルスに感染したと勘違いされている方も多いようです。
実際に、ウイルスとスパイウェアの違いについて大きな違いが一つあります。
「感染するかどうか」です。スパイウェアは基本的に他のPCには感染活動を行いません。一方、ウイルスの特徴は1台のパソコンが感染すると他のパソコンへと自分のコピーを感染しよう活動します。
ただし、ウイルス同様ほとんどのスパイウェアがパソコンにとって害をなすプログラムですので駆除するのが望ましいと言えます。
先に述べた通り、最近のウイルス対策ソフトはスパイウェアの感染確認及び駆除ができますし、ネット上にあるフリーソフト(無料)でスパイウェアを駆除できるものがありますので、それらを有効に活用しましょう。 【補足】
市販ウイルス対策ソフトでスパイウェアを駆除できるものがありますが、各メーカーによってスパイウェアの検知及び削除できる能力に差があります。これは、明確なスパイウェアの定義がないことと、スパイウェアとして処理するかどうかの判断が難しいプログラムもあるためです。
ですので、ソフトによっては、スパイウェアと検知はするものの削除までには至らない、もしくはパソコンに残しておいても害はない、というような駆除すべきかどうかの判断ができるように、発見されたスパイウェアの詳細情報の確認ができます。確認方法は、ソフトの説明書などを参考にしてください。
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